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大野優, "Online Judge Systemを用いたプログラミング講義の支援," , 2017年3月. | |
ID | 143 |
分類 | 学位論文・卒論・特別研究 |
タグ | |
表題 (title) |
Online Judge Systemを用いたプログラミング講義の支援 |
表題 (英文) |
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著者名 (author) |
大野 優 |
英文著者名 (author) |
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キー (key) |
Yu Ohno |
刊行月 (month) |
3 |
出版年 (year) |
2017 |
刊行形式 (howpublished) |
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URL |
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付加情報 (note) |
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注釈 (annote) |
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内容梗概 (abstract) |
プログラミング講義の担当教員は,講義の演習課題を採点する際に手動でプログラムを実行し,その結果を目視で確認する必要がある.そのため,プログラミング講義の担当教員の負担が大きいことが問題である.本問題の解決策として,Online Judge System(OJS)の自動採点機能に焦点を当てた.OJSは,テストケースを用意することでプログラムの自動採点が可能となるシステムである.OJSによる採点の方法は従来の手動による採点方法に比べて採点作業の所要時間を短縮できることが考えられる.そこで本研究では,OJSを実際にプログラミング講義に導入することによって,教員の負担が軽減できるかどうかを検証することを目的とする.実験では,被験者(教員)にプログラミング講義に必要な作業に要する時間を,「OJSを導入しない従来の講義方法」と「OJSを導入した講義方法」の2つの方法で計測してもらう.「OJSを導入しない従来の講義方法」の作業時間は演習課題・テストケースの作成に要する作業時間とし,「OJSを導入した講義方法」の作業時間は提出チェックとソースコードの実行・結果確認による採点作業時間の合計とする.実験の結果,OJSを導入した講義方法で要する作業時間の方がOJSを導入しない従来の講義方法に比べて長くなったが,長期的視点で見た場合,OJSのスケーラビリティ,採点の正確性の保証と手動による採点方法で発生するヒューマンエラーを考慮すると,OJSの講義への導入は有用であると考えられる.また,OJSの講義への導入が受講者にとって有用であるかどうかを調査するために,講義アンケートを実施した.調査項目は,OJSの使いやすさ,OJSの即時フィードバック,OJSによる講義の総合評価の3点である.アンケートの結果,3点全ての項目において,いずれも高評価であり,受講者にとってOJSがプログラミング講義に有用であることが示唆された. |
論文電子ファイル | 137.pdf (application/pdf) [一般閲覧可] |
BiBTeXエントリ |
@misc{id143, title = {Online Judge Systemを用いたプログラミング講義の支援}, author = {大野 優}, month = {3}, year = {2017}, } |